井上選手はボクシングの聖地と呼ばれるラスベガスで初めての試合で、手数を出して接近しながら攻めるモロニー選手に対して的確なボディーやフックで優位な試合運びを見せ、第6ラウンドには左フックで初めてのダウンを奪いました。
そして第7ラウンドの終了間際に強烈な右ストレートを決め、相手選手がひざから崩れ落ちてダウンしました。
そのまま立ち上がることができず、井上選手は第7ラウンド2分59秒でノックアウト勝ちし防衛に成功しました。
井上選手はWBAは4回目、IBFは2回目の防衛で、これでプロデビューから20戦無敗となりました。
井上選手は当初、ことし4月にWBO=世界ボクシング機構のバンタム級チャンピオン、フィリピンのジョンリール・カシメロ選手と3団体統一戦を行う予定でしたが新型コロナウイルスの影響で延期になり、今回の試合に臨んでいました。
試合は感染防止対策の一環で無観客で行われたほか、現地では、選手や陣営の行動が制限されるなど異例の環境となりました。
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