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このうち第7走者をつとめたのは、箱根駅伝の山登りの5区で4年連続区間賞をとり、「山の神」と称された柏原竜二さん(31)です。
東日本大震災で地元のいわき市は大きな被害を受け、柏原さんは聖火リレーを地域の人たちとともに成功させ、復興に貢献したいという思いでランナーをつとめました。
午前11時半すぎ、柏原さんはトーチを受け取るとガッツポーズをし、およそ200メートルを走りました。
市内の50代の女性は「柏原さんが走ると聞いて応援に来ました。コロナの中で密になることもなく、リレーを見ることができてよかったです」と話していました。
沿道では密集を避けるよう呼びかけが行われ、集まった人たちはマスクを着けて隣の人との間隔をとりながら、手を振ったり拍手をしたりして応援していました。
走り終わったあと柏原さんは「沿道の人に『頑張れ』と久しぶりに言ってもらえて高揚感がありました。震災から10年がたち、復興した地域もあればまだまだな地域もありますが、福島を見て『福島っていいな。遊びに行こう』と思ってもらえたらうれしいです」と話していました。
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